これから始めるボート釣り

これからボート釣りを始めるための、ボート選びや釣行の記録を綴っていきます

FRPボート船体メンテナンス

そろそろ長かった冬も終わるので今年も安心してボート釣りに勤しむため、船体のメンテナンスをしていきます。

 

さすがにFRPボートといえど何度も使用しているとそれなりに傷ついていくため、船体の点検を兼ねて補修&塗装を今回はやってみようと思います。

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FRPボートは丈夫と思っていても改めてちゃんとチェックしてみるとけっこう傷がありますね。ここは深刻な状態になる前にしっかりと補修が必要ですね。それではやっていきたいと思います。

 

この記事の目次

傷の補修

塗装を行う前にまずはしっかりと削れたりしている部分を補修する必要があります。

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私のボートはFRP製なので今回はFRP専用のパテを使用して傷付いた部分を補修していきたいと思います。

今回はFRP用のポリエステルパテを準備しました。(結果的に100gもあれば十分でした。)

 
まずは200番のペーパーで傷の周りをならしていきます。
ここをちゃんとやらないとせっかく塗ったパテがちょっとした衝撃ではがれてしまいます。

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特に毛羽だったりガサガサしているところを丁寧にゴシゴシしていきます。

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下地磨きができたら脱脂していきます。これもパテ乗りに関わってくるのでしっかり行います。

脱脂は安定のシリコンオフですね。船体塗装だけでなく色々な用途で活躍するので常にストックしてあります。シリコンオフを噴いてからキッチンペーパーなどで拭き取ります。

 

 お次はポリエステルパテを練っていきます。

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硬化剤を混ぜて練っていくと固まりますが、意外と固まるのが早いので少しずつ小分けにして作っていくと良いです。

 

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よく混ぜ終わったら、傷の周りにパテを盛ってから、

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傷の中までパテが入るようにヘラを押し当てて伸ばしていきます。

パテが剝がれないようにやや広めに盛っています。盛りすぎた部分は後でヤスリで研げるのでしっかり盛っていきます。

パテ盛りが終わったらしっかり乾燥させます。

2時間ほどで硬化するとのことでしたが、念のためこの日の作業は切り上げてしっかり乾燥させました。

 

 

塗装の下地作り

パテがしっかり乾燥したところで、パテ盛りした個所と塗装範囲を200番~400番くらいのペーパーでヤスリがけしていきます。

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上でパテ盛りしたところもこんな感じでなだらかになるまで研いでいきます。

 

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特にこのような角は塗装やパテが剥がれやすくなるため重点的にペーパー掛けをします。

 

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後はパテ盛り前と同様に全体的に脱脂していきます。途中でシリコンオフが枯渇したため、今回はパーツクリーナーで代用しました。

 

塗装

しっかり下地ができたら、塗装したい範囲をテープで囲います。

マスキングテープでも良いですが、養生テープが幅が広くてはがしやすいのでけっこう使いやすいです。

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そしたらさっそくペンキをローラーで塗っていきますが、少々問題発生!!

ローラーで塗るの初めてだったんですが、けっこう仕上がりがベタベタした仕上がりになってしまいました。

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近くで見るとこんな感じ。

しかも白だと思って買ったペンキがうっかりアイボリーホワイトだったため、

なんというか塗りあがった姿がボートっつーか、ニ〇リで売ってそうな家具っぽい(笑

というわけでホムセンで急遽スプレーを買ってきました。

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スプレー6缶ほど吹いてこんな感じに仕上がりになりました。しっかりと傷も消えてなんとか家具からボートっぽい感じになりました。

はみ出した部分は後日、うすめ液などで拭き取ります。

 

真面目に船体塗装は普通に最初からスプレーを強くオススメします;

海に浮かべて保管する方は貝などがつかないように船専用の塗料を使用してください。

 

今年もボート釣りの嬉しい釣果や情報を発信できるように頑張ってまいります。

 

それでは安全で楽しいボートライフを!!

 

スズキ2馬力船外機メンテナンスの続き

ボート釣りの頼もしいパートナー、スズキ2馬力船外機DT2ですが、

前回船外機のプラグかぶりを解消するためにあれこれとメンテナンスしましたが、

その後、海上で試運転するもやはり30分ほど走るとプラグかぶりでグズッてしまったため改めてメンテナンスした内容のまとめです。

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現状の状態の確認

まずは前回同様に船外機を開けてキャブのチェックを行います。(詳細は前回の記事を御覧ください。)

開けてみて非常に誤解していることに気づきました。今までチョークを開けたらエンストしていると思っていたのですが、良く見てみると以下の絵のように逆でした。なのでチョークを閉じると止まるのであれば前回疑っていた2次エアとかではなく単純に燃料が濃すぎるのが問題ということになります。なのでキャブの燃料噴出回りを確認していきます。

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キャブのチェックポイント

1.各種ジェットの目詰まり

ジェットが詰まっていると十分な燃料が噴出されず、始動性やアイドリング不調、吹け上がりの悪さなどに繋がります。

前回キャブの掃除をしてからそこまで時間も経っていないため、ジェット周りは問題無さそうです(そもそも燃料が濃すぎる状態なのでジェットでは無さそう)。

2.油面の確認

キャブのフロート室に溜める燃料の量が多すぎると、必要以上に燃料を吸い上げてしまったり、ガソリンが漏れるなどの症状が出ます。これも燃料が濃い場合にチェックが必要です。

フロート室を開けてフロートのチェックをします。汚れの付着などでフロートが浮かなくなっていないか、容器などに燃料を浸してきちんと浮くかなどを確認します。(すみません、写真撮り忘れました。)

次にフロートを支えている棒とフロートの根元の金具を確認します。こちらも汚れが付着して動きが悪くなっていないか、水平の位置でフロートニードルに触れる高さになっているか確認します。

フロートは問題無さそうだったので、油面は問題無さそうです。

キャブセッティング変更

ジェットとフロートは問題無さそうだったので、純粋にセッティングがあっていない気がするので、セッティングを変更していきます。

キャブの燃料量は燃調を変えたい回転域によって異なります。

アイドリング:スロージェット

アイドリング~半開:ジェットニードル、メインジェット

全開:メインジェット

私は海では主に50~70%くらいのアクセル開度で走ることが多く、結果的にプラグがかぶるので中速域での燃調が濃いということになります。

いきなりメインジェットを小さいものに変えてしまうと今度は全開域で燃料不足になったりなどの懸念もあるため、ニードルのセッティングを変更していきます。

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まずはキャブのスロットル部分を外していきます。

上部のナットを緩めてから、フタの部分を外します。

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そうするとこの上記のようにスロットル部分が外れます。

 

※ここからの作業は部品を無くしやすいため室内での作業をオススメします。

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スロットルを下げた状態にしてから、上の絵の様にフタ側に押し込んでからズラしてあげると外れます。

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次に上の絵にあるクリップの部分をマイナスドライバーなどで外します。

この時、クリップが飛んで行方不明になりやすいので注意してください。

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そうするとクリップが外せますので、セッティングに合わせてニードルのクリップ位置を変更します。

クリップ位置を上げる:燃料が薄くなる

クリップ位置を下げる:燃料が濃くなる

 今回は元が真ん中だったので、薄くなり過ぎないようにまずは一段上に上げて様子を見てみます。

後は、外したのと逆の手順でキャブを組み上げます。

 

メンテナンス結果

元通り組み上げたら、エンジンをかけて10分ほどアイドリングさせてみて、

暖まってきたら何度かアクセルを開けてエンジンを吹かしてプラグを確認します。

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以前は少し回しただけで燃料でプラグが湿っていましたがしっかり焼けていて問題無さそうです。

家の前では思い切りアクセルを開け続けられませんので、後日釣りがてら海に試運転に行ってきました。

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30分以上走りましたがグズることなく元気良く走ってくれてその後のプラグチェックでも良い感じのプラグの焼け色となっていたので、これで問題解決です。

 

残念ながら釣果には恵まれませんでしたのでお魚の写真はありません。

 

ボートを保有すると何かとメンテナンスなどの手間もありますが、それ以上に得られる楽しさがありますので、今後も釣果だけでなくボート釣りのお役立ち情報を発信していきますのでよろしくお願いします。 何かお困りごとなどあればコメントもお待ちしております。

それでは楽しいボートライフを!!

 

ボート釣りおすすめアイテム紹介

ボート釣りにも良いシーズンになってきましたが、みなさん釣りされてますでしょうか。

最近よく知り合いからボート釣り行ってみたいんだけど、タックル以外にどういうものが必要なの?って聞かれることが多いので、これは是非持っておくべきなものを私なりにまとめてみました。

この記事の目次

ボート釣りの必携アイテム

ライフジャケット・フローティングベスト

 

海に出る際は必ず着用しましょう。暑かったり煩わしいからと船に積んでおくだけはNGです。磯などでも使用する場合は浮力材入りのもの、船のみの使用であれば膨張式と用途で選びましょう。膨張式はボンベに使用期限がありますので使用の際は必ずチェックするようにしましょう。

防水携帯ケース

そのまま持っているとうっかり落としてしまったり、落水して壊れてしまったりして118番などに連絡ができなくなってしまうので必ず携帯は防水ケースに入れて持ち歩きましょう。買ったばかりのiPhoneを海に落としてしまったら釣りどころの気分じゃなくなります。

偏光サングラス

ボーっとしていたら、人のルアーやオモリが飛んできたり、掴み損ねて顔面にヒットなんてこともありえます。照り返しによる目の日焼け防止だけでなくケガを防止するためにも着用しましょう。偏光サングラスであれば水中が見やすく沈み根などが発見しやすかったり、水中でのルアーの動きの確認がしやすいので、安価なもので良いので偏光タイプにしましょう。

ボート釣りをより楽しむためのアイテム

ランディングネット

磯用のタモがあればそちらでも良いですが、ルアー釣りをメインにする場合は、ラバーやPVCコーティングされたネットが絡みにくくて狭いボートの上では扱いやすくてオススメです。ボートでは思わぬ大物がかかることも珍しくなく、水面と近いからと無理して抜き上げようとしてバラしたり、ロッドにダメージを与えたりすることもあるのでネットは必ず持っておきましょう。

フィッシュグリップ&プライヤー

ボート釣りでは色々な魚が釣れますので、不用意に魚をつかんで歯やヒレでケガをしないようにフィッシュグリップを使用すると安全な上に魚にダメージも与えません。フックを外す際はフィッシュグリップで魚を掴んでからプライヤーで外しましょう。魚が大きい場合、手でフックを外していると魚が暴れて思わぬケガをすることがあります。

スカリ&バケツ

 

釣れるたびにナイフを取り出して血抜きをしてクーラーに入れていると、あっという間にポイントから外れてしまってせっかくのチャンスを逃してしまいます。そんなときは一旦スカリに入れて血抜きなどは後にすることで手返しがよくなって釣果にも繋がります。釣れた魚を活かしておけるので鮮度を保つのにも役立ちます。

血抜きは後でまとめてエラの膜をナイフで切った後、ランディングネットに入れて水につけるとボートを汚さずに血抜きができるのでオススメです。

フィッシングナイフ

釣れた魚の血抜きや簡単な処理に必ず持っておきたいですね。危ないので必ず折りたためるか、鞘にしまえるタイプにしましょう。小さい鞘付きのナイフや包丁を持っていれば代用可能です。切れ味が落ちていたり、ステンレスでも折りたたみ式の留め具部分などが錆びていたりすると思わぬケガをすることがありますので常にちゃんとしたものを使用しましょう。

 

ボート釣りをより快適にするアイテム

防水クッション

これは昔から愛用していますが、正直これが無いとFRPボートに1日中乗っていると翌日お尻が痛くなります。汚れてもそのまま水洗いできるのでお手入れも簡単です。

フィッシンググローブ

フィッシンググローブなら着けたままほとんどの作業ができるのでオススメです。日焼け防止や防寒だけでなく魚のヒレや針などからケガを防止できるので基本ボート釣りの間はずっと着けています。

フェイスマスク

ボート釣りでは帽子をかぶっていても水面の照り返しで1日中釣りをしているとあっという間に日焼けします。フェイスマスクならほとんど日焼けを気にせず快適に釣りができるのでボート釣りにはかかせません。

タックルボックス&ロッドホルダー

ボートでの移動の際など、どうしても多少は水をかぶりますので、タックルや小物の収納はバッグよりかはカゴやこういったタックルボックスがオススメです。また、タックルボックスにロッドホルダーを追加しておけば大事なロッドやリールを置き傷が付きににくくなるので、持っていて損はないです。

 

いかがでしたでしょうか、直接釣果を左右するものではありませんがボートでの釣りをより快適にしたり、お気に入りの小物を揃えて釣りに対するモチベーションを上げるのもボート釣りの楽しさの一つですね。

 

それでは楽しいボートライフを!!

メタルジグのブレードチューン実釣インプレ

やっと暑さも落ち着いてこれから釣りの最盛期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

最近は色々なメーカーから色々なルアーが発売されていますが、最近の流行りなのかよく見かける。

マキッパ、メタルマルといったテールにブレードがついているタイプのメタルジグですね。

巻くだけで釣れると評判でさりげなく私も持っていますが、割と高価なので数投しかしていません。 

 

 そこでお手持ちのメタルジグをお手軽にブレード付きジグに変えれるアイテムを見つけました。

ブレード付きトレブルフックですね。大体2個入りで400円前後で買えますので、

2軍落ちしたメタルジグや安いジグなどを簡単にブレードチューンできます。

交換は簡単です。写真のように元々付いてるトレブルフックを外して、

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付け替えるだけで完成です。すでに釣れそうな雰囲気が出てますねー。
 

それでさっそく試してきました。

釣行日:2020/09/19

使用したタックル

ロッド:シマノ バスワンXT 1610MH-2(新調しました)

リール:ダイワ ミリオネア CVX105

ライン:PE1.2号+リーダー4号

 

使ってみた所感

・ただ巻きだけで後部のブレードがキラキラしながら泳ぐ感じで釣れそう。

・ボートなのでフルキャストでは試せていませんが、飛距離などについては特に影響無し。

・ただ巻き、ストップアンドゴー、リフトアンドフォールで試してみましたが、特にエビりやすくなるなどのデメリットも感じませんでした。

 

気になる釣果

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少し早めのただ巻きでまずは定番ゲストのサバ、どんなルアーでも食ってくるイメージがありますがこの日はなんとなくブレード無しの知人より私の方がバイトが多かった気がします。

 

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続いて良型のホウボウですね。こちらはアクションを変えてリフトアンドフォールでフォール中にアタリました。

 

この後、何回かバイトはありましたが上手く合わせられず釣果は伸びませんでしたが、

青物、底物でそれぞれアクションを変えて試してそれぞれヒットしたので、通常のジグとしてのアピールやアクションは維持したままブレードによる集魚効果が効いているのかなといった感じですね。

 

日によってルアーカラーやサイズ、シルエット、アクションなどアタリがあるので一概には言えませんが、ブレードフックに変えてタダ巻きは安定して釣れますね。

 ジグも何度か使用しているとフックがサビたり鈍くなってきたりしますので、

どうせならブレード付きフックへの交換はオススメです。

 

この日は少し波が高く、珍しく船酔いしてしまったため昼には納竿としました。

それなりに良い実釣検証ができたので良しとします。

 

海の上で体調を崩したりすると、いざというときに身動きが取れなかったり同乗者にも迷惑がかかったりもしますので、天気、体調と十分に相談した上で無理の無い出艇判断をするようにしましょう。

 

ダイソータイラバ買ってみた

既にご存じの方も多いとは思いますが、100均でおなじみのダイソーからタイラバが新たに追加されたということで買ってみました。

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残念ながらジグとは違ってこちらは300円です。(200円ならもっと良かった)

しかし、ダイソーメタルジグ+ブレード付きフックでブレードチューンするとけっこう釣れると隠れ愛用者がいるという噂ですので、こちらのタイラバにも期待したいところです。

 

というわけで今回はダイソータイラバのインプレということで、詳細を紹介してみたいと思います。

まずは簡単なスペック

重さ:40g(他のサイズ・重さは見つかりませんでした。)

色:オレンジ→黒→シルバー(ホロっぽくキラキラしています)

針:固定式でやや大きめ

ネクタイ:ストレートのオレンジとクリア

 

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箱から出してみるとこんな感じですね、ちょっと見た感じ悪くは無さそうですが、

ラバースカートやネクタイの付け方がやや雑な感じがしますね。スカートが切れていなくて繋がっていたり長さが商品によってマチマチだったりなので、使用する前にひと手間加えてあげればクリアできそうです。

 

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針はこんな感じで固定されているので、スカートやネクタイなどが魚にボロボロにされてしまったら市販の固定式の針やネクタイに交換して再利用ができそうです。(固定式を愛用している私としてはこれは好ポイントですね)

 

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このままだとスカートが針に絡んだり、フォール時に潮切れが悪くなったりしそうですので割いてほどいて、上側の余分な部分をカットしてみました。

なんとなく釣れそうというか普通にちゃんとしたタイラバになりました。

 

金具の位置がちょっと投げるのに邪魔になる気もしますが、20gとかの設定も追加されたら遠投式タイラバとしても使えそうな感じがします。

 

次回のボート釣行で実釣インプレをしていきたいと思います。

 

ベイトリールのベアリング追加

最近、タイラバ用リールとして活躍している、「ミリオネア CV-X105」ですが、兄弟機種の「ミリオネア CV-Z」に比べてベアリングが少ないという情報を聞いたので、せっかくなのでメンテナンスついでにベアリング追加をしてみます。

今回追加するベアリングは、外径8mm、内径5mm、厚さ2.5mmの以下のベアリングを使用します。同サイズを使用する個所が多いのでまとめて購入しました。

 

ハンドルは社外のベアリング入りのハンドルにしていますので、メカニカルブレーキ部のみ追加します。

まずは注油メンテ同様にギアボックス側を開けます。

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ギアボックス側のカバーのメカニカルブレーキの黒いカラーをベアリングに交換します。これは針金のようなピンで止まっているのでマイナスドライバーとか細いものを引っ掛けて外します。

注意:このピンを外すときは高確率で飛んで行方不明になるため、必ず手を添えて外すようにしましょう。

 

ピンが外れたら外側から軽く押してあげるとカラーが外れます。

下の左が今回追加するベアリングで、右が純正のカラーとなります。

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外径8mm、内径5mm、厚さ2.5mmのタイプとなります。(大体850ZZとかの型番のやつです。)

元々が中古リールなので今回は安価で定評のあるミネベアのベアリングを使用します。

ちゃんとしたメーカー製の物は精度チェックとかされていて安心ですがそこそこ良いお値段します。

ベイトリールに使用されてるベアリングは、850ZZ、740ZZとかが多いので高いもので無いので、フルベアリング化などする方はいくつか持っておくと良いと思います。

もしくはアタリのベアリングをお気に入りのリールに使うとかとか

 

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 ベアリングは装着する前に一度脱脂してもともと付いているオイルを取ります。

パーツクリーナーが残っている状態での注油はオイルが変質しますのでしっかり乾燥させてリール用のオイルをなじませます。

 

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後は逆の手順で組み込んで完成です。

注意:ピンを入れるときも、テンションかけたまますっぽ抜けると高確率で行方不明になりますので、しっかりと手を添えて慎重に入れましょう。

 

ベアリング追加した感想

1か所だけの追加なので、巻いてみても軽くなったかも?(プラシーボ効果?)くらいです。実釣だったり、もう少し使用感があってカラーの摩耗が著しい個体の場合では、効果がはっきり出るかもしれません。

とはいうものの、数百円と少々の手間でカスタムした感があって気持ちの上では満足度が高いので、リールの簡単チューンとしてはおすすめです。

 

作業時間のほとんどはふっとんだピンを探す時間でしたので、ピンさえ気を付ければすぐです。

 

 

サバの身エサで予想外の魚が

2020年8月15日(土)若潮

いつもの伊豆方面にて

 

今日のタックル

ロッド:メジャークラフト スライサー SC-632M

リール:ダイワ ミリオネア CVX105

ライン:PE1.2号+リーダー4号+ハリス4号

エサ:サバの切り身

+ルアー:炎月投式 40g

 

やっと梅雨が明けて夏本番ということで、 いつものM氏と伊豆方面から出艇してきました。

今回はいつものルアーでなく、前回根魚が好調だったのを受けて、前の記事で作成したサバの切り身を使用してエサ釣りメインでの出撃です。

https://boat-fishing.hatenablog.com/entry/2020/08/16/235943

 

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ニュースでは熱中症予防に関する話題が連日放送されるほどの暑さで、ボートの準備中に汗だくになるほどでしたが、海はおだやかで海上に出ると海でほどよく冷やされた風が心地良かったです。(日差しはハンパないので、日焼け対策は全力で)

 

こういう気持ち良さもボート釣りの楽しさの一つですね。その代わり船酔いなどのリスクも付いてきますが、港はコロナ禍にも関わらず竿を出す隙間が無いほどの混雑でしたのでそういった煩わしさが無いのも大きなメリットだと思います。

 

8時過ぎに釣り開始してまずはいつも通りの水深30~40mエリアからスタートし、着底から3mくらい底を切ってエサを流しつつ時々誘いを入れてのんびり待ちます。

 

早速、ヒット!!身エサさすがっ!!と思いましたが、安定のエソ・・・。

その後もエソ・・・またその後も・・・。

最近エソ神とかアダ名を付けられていますが、名に恥じない集魚効果www

 

 外道扱いされるエソですが、実はすり身にすれば立派な食材になります。

それとは別に私はエソが釣れることをあまり悪いことだと思っていなくて、

エソも何気にフィッシュイーターなので、「エソが釣れる=ベイトがいる+活性が上がっている」ということだと捉えているので、エ〇と格闘しつつひたすら待ちます。

開始1時間過ぎたくらいで、待望のヒット!! そこそこ重さはある感じだけどあまり突っ込まない感じの正体は・・・。

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40cm近いホウボウ!!

始めて釣りましたが、サバの切り身で釣れると思ってなかったので感動です。

ボートに釣りあげたら、ボエッボエッみたいに鳴くのを見て良い年したオッサン二人で水族館に来てるような気分を味わえました。

  

この後、一回り小さいホウボウをさらに追加しました。

こちらはM氏が食べてみたいというので進呈しました。

  

11時くらいに潮が動き出すと、パラシュートアンカーを入れていてもボートが動いてしまいエサで底を攻めていると根がかり連発のためここでエサ釣りを断念し・・・。

 

信頼と実績のタイラバ釣りに切り替えて数投でヒット!!大きくロッドを絞り込むような強烈な引き!!

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岸近い水深20m付近のところで、良型のアカハタを追加です。

根魚って底からはがすとおとなしくなるはずなんですが、水面近くでも必死で突っ込むので青物かと思いました。

タイラバに変えて数投しただけなのに、ボートとタイラバの相性は抜群です。

 

この後、アタリが遠のいて私は既にまったりモードでしたが、エサ釣りに飽きたM氏もタイラバに切り替えて二人でひたすらリフト&フォールするとM氏に待望のヒット!!

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夏らしいサイズの良いイナダでした。(M氏はツバスと呼んでいました。) 

 

この後、少し風が出てきたため、13時頃に納竿としました。

 

ボート釣行は天候の急変、特に暑い時期は熱中症などで体調も急変することがあるので、無理をせず安全な釣行を心がけましょう。