ベイトリールのベアリング追加
最近、タイラバ用リールとして活躍している、「ミリオネア CV-X105」ですが、兄弟機種の「ミリオネア CV-Z」に比べてベアリングが少ないという情報を聞いたので、せっかくなのでメンテナンスついでにベアリング追加をしてみます。
今回追加するベアリングは、外径8mm、内径5mm、厚さ2.5mmの以下のベアリングを使用します。同サイズを使用する個所が多いのでまとめて購入しました。
ハンドルは社外のベアリング入りのハンドルにしていますので、メカニカルブレーキ部のみ追加します。
まずは注油メンテ同様にギアボックス側を開けます。
ギアボックス側のカバーのメカニカルブレーキの黒いカラーをベアリングに交換します。これは針金のようなピンで止まっているのでマイナスドライバーとか細いものを引っ掛けて外します。
注意:このピンを外すときは高確率で飛んで行方不明になるため、必ず手を添えて外すようにしましょう。
ピンが外れたら外側から軽く押してあげるとカラーが外れます。
下の左が今回追加するベアリングで、右が純正のカラーとなります。
外径8mm、内径5mm、厚さ2.5mmのタイプとなります。(大体850ZZとかの型番のやつです。)
元々が中古リールなので今回は安価で定評のあるミネベアのベアリングを使用します。
ちゃんとしたメーカー製の物は精度チェックとかされていて安心ですがそこそこ良いお値段します。
ベイトリールに使用されてるベアリングは、850ZZ、740ZZとかが多いので高いもので無いので、フルベアリング化などする方はいくつか持っておくと良いと思います。
もしくはアタリのベアリングをお気に入りのリールに使うとかとか
ベアリングは装着する前に一度脱脂してもともと付いているオイルを取ります。
パーツクリーナーが残っている状態での注油はオイルが変質しますのでしっかり乾燥させてリール用のオイルをなじませます。
後は逆の手順で組み込んで完成です。
注意:ピンを入れるときも、テンションかけたまますっぽ抜けると高確率で行方不明になりますので、しっかりと手を添えて慎重に入れましょう。
ベアリング追加した感想
1か所だけの追加なので、巻いてみても軽くなったかも?(プラシーボ効果?)くらいです。実釣だったり、もう少し使用感があってカラーの摩耗が著しい個体の場合では、効果がはっきり出るかもしれません。
とはいうものの、数百円と少々の手間でカスタムした感があって気持ちの上では満足度が高いので、リールの簡単チューンとしてはおすすめです。
作業時間のほとんどはふっとんだピンを探す時間でしたので、ピンさえ気を付ければすぐです。